寒い冬にはこたつが恋しくなりますね。
掘りごたつというとお店のイメージがありますが、昨今の状況でなかなか飲みに行けてないという方も多いはず。
そこで自宅に掘りごたつを作って、家族や友達とおうち時間を楽しんでみませんか?
DIYは手間はかかりますが、買うよりも断然安く済みますし、作る作業がとっても楽しい!
そしてなんと言っても自分で作ったものは、既製品にはないぬくもりがあり、愛着もひとしおです。
今回はDIY初心者でも作れる掘りごたつの作り方を紹介していきます。
恋人・家族・友人とこたつを囲んで、宅飲みなどはいかがですか?
DIYを始める前に!必要な道具やあったら便利なアイテムとは?
DIYを始めるにあたって、最低限必要なものや、今回掘りごたつを作った際に実際に私が使用した道具を紹介していきます。
必需品、あったら便利の順で紹介していくので、参考にしてみてください。
ラインナップはこちら!
電動ドリルドライバー
DIYをするなら電動ドリルドライバーは持っておきたい必須アイテム!
手動のドライバーより断然早くきれいにビス打ちが出来ます。
インパクトドライバーに比べ、パワーが少し劣りますが、DIYならこれで充分です。
価格もコード式なら2000円台から売っているので、DIY始めたてでも手が出しやすいです。
別売りの先端を付け替えることでキリとしても使うことが出来ます。
のこぎり
木材をカットするのに必要です。
ホームセンターなどで木材をカットしてくれるサービスもありますが、DIYをしてると必ず長さが合わなかったり、作りを変更したりとかで、木材をカットする場面があるので、持っておいたほうがいいです。
ノコギリは100円ショップにもありますが、2×4など少し厚みのある木材を切ったりするので切れやすい1000円〜2000円台のものを選ぶのがおすすめです。
さしがね
さしがねとは材料に線を引いたり、寸法を取ったりするのに使う道具です。
木材を直角に切るための線を簡単に引くことが出来ます。
使い方を覚えれば、さしがね一つで45度、30度など角度がついた線を引くことも。
値段は数百円〜で小さいサイズだとダイソーなどでも取り扱っています。
メジャー
こちらは言うまでもなく、長さを図るために必要です。
メジャーは様々なサイズがありますが、DIYなら5mのコンパクトなタイプでも十分使えます。
文字が小さいと見にくいので、目盛りがなるべく大きく書かれているものを選ぶのがおすすめです。
紙やすり
カットした木材は毛羽立っていて、触るとトゲが刺さったり、ひっかいたりすることも。
怪我をしたり、大事な衣服を傷つけたりする原因にもなるので、カットした木材は紙やすりを必ず当ててください。
紙やすりの番号は数が大きくなるにつれて細かくなっていきます。(#100=荒い、#400=細かい)
木材の毛羽立ちを磨くのであれば、#150〜#240あたりが最適です。
キリ
こちらは必須というわけではないですが、なるべく持っておいたほうがいいです。
理由は木材にビスを打ち込む際、木材が割れることがよくあるからです。
割れると強度も見た目も悪くなるので、それを防止するためにキリで下穴を開けます。
電動ドリルドライバーに対応したビットを使うと下穴を楽に開けることが出来ますよ。
インパクトドライバー
パワーが魅力のインパクトドライバー!
回転+衝撃を兼ね備えており、木材と木材を引き寄せたりするのに最適です。
ビス打ちの速度も電動ドリルドライバーより速いです。
ただし、パワーがある分そこそこ大きな音が出るので、マンションなど騒音が気になる場所での使用はおすすめできません。
今回はキリとドライバービットを付け替えるのが面倒だったので電動ドライバーとインパクトドライバー2台使いしましたが、なくても大丈夫です。
F型クランプ
木材同士をがっちり締め付けるために使用します。
1×4や2×4は結構反っている事が多く、ビスだけでは寄せきれず木材と木材の間に隙間が空いてしまいます。
F型クランプでしっかりと固定してからビス打ちすることで隙間なくきれいに仕上げられますよ。
大きいサイズの方がやりやすいですが、私はダイソーのF型クランプ(200円)を使いました。
のこぎりガイド
木材をまっすぐ切るためののこぎりガイドです。
のこぎりを切り込みに沿って引いていくので、ずれたり曲がったりすることなくカットすることが出来ます。
今回の掘りごたつでは斜めカットはしていませんが、45度、22.5度など角度をつけて切断するのに便利です。
ランダムサンダー
ランダムサンダーは木材の切断面を滑らかにしたり、仕上げの研磨作業をしたりするのに役に立ちます。
紙やすりでも研磨することは出来ますが、ランダムサンダーを使ったほうが断然早く、表面がつるつるになります。
電動丸のこ
こちらはDIYを趣味にするなら是非とも持っておきたいアイテム。
様々なサイズの木材をらくらくカットすることが出来ます。
慣れれば初心者でも幅の広い板材や厚みのある角材も切断出来るのでDIYの幅が広がりますよ!
理想の掘りごたつを作るために設計図を書こう
まずは部屋のサイズに合わせて設計図を書いていきます。
今回掘りごたつを設置するリビングは6畳なので、6畳間に置いて圧迫しないサイズを探していきます。
地域によって畳の大きさは異なりますが、不動産が定めている基準では畳一枚=1.62㎡、6畳で7.72㎡のところが多いようです。
今回作る掘りごたつの設計図がこちら!
超ざっくりです。
サイズ感のイメージがつけばよかったので、立体図は書きませんでした。
設計図が出来たら、床にマスキングテープ等で印を付けると実際のサイズをイメージしやすくていいかもしれません。
今回は壁づたいに設置することを考えて設計しました。
この設計図だとベランダに行きにくいと感じるかもしれませんが、私の部屋は隣の部屋からベランダに行けるので問題なし。窓を塞ぐように設置します。
大きいリビングであればテーブルをぐるりと囲うように『ロの字』型に作るのがいいのでしょうが、狭いリビングなので省スペースで『コの字』型にしました。
掘りごたつで箱を作る
ホームセンターで材料を購入し、DIYを始めます。
掘りごたつで使った材料
ホームセンターで購入した材料は主に
- 1×4(天板用)
- 2×4(側面用)
- コンパネ(底板用)
- コーススレッド32mm
- コーススレッド38mm
- 丁番
この6つです。
今回の掘りごたつは連結型ではなく箱を3つ作ってそれを並べた作りですので、コンパネで底板を敷いてそれぞれ収納が出来るようにします。
ホームセンターでは材料カットのサービスをやっている所が多いので、利用するのもいいと思います。
この他にも裏で木材同士を繋げるために1×4を使用していたり、箱と箱の接合部分の隙間をなくすために2×4を隙間の大きさに合わせてカットしていたりします。
上記の材料以外にも1×4や2×4は少し多めに買っておくことをおすすめします。
箱の組み立て作業開始
カットした材料を箱型に組み立てていきます。
1×4は反っていることが多いので、F型クランプを使って隙間なく繋げていきましょう。
裏から4枚を繋げている1×4は端材を使っています。
板の先端は直接ビス打ちすると高確率で割れてしまうので、キリで下穴を開けてからビスを打っていきます。
土台の箱作りで使用したビスの長さは32mmです。
完成した箱の枠組みはこちら。
天板をつけて箱の完成!
2×4を組み立てていきます。
やり方は土台を作ったときと同じように、裏で1×4で繋いでいます。
天板を組み立てたら、丁番を付けて完成です。
丁番を付けて天板を開くようにしたので、開けやすいよう土台よりも天板の方を少し大きめに作っています。
塗装する前に!紙やすりで研磨作業
塗装をする前にやっておきたいのが研磨作業
表面が毛羽立ってガサガサの状態なので、これをしないと棘が刺さって怪我したり、衣服など引っ掛けやすくなります。
塗料の乗りも悪いので必ずするようにしましょう。
ランダムサンダーがあれば楽ですが、なければ紙やすりでもOKです。
使うペーパーの番号は#150~#240ほど。
丁寧に磨いていきましょう。
【仕上げ・塗装作業】オイルステインで木の風合いを活かす
掘りごたつが完成したら、好みの色に塗装していきます。
今回は木材の風合いを活かすためオイルステインを使って塗装しました。
塗装後の写真がこちら。
木目がくっきり出ていて、落ち着いた色で木の風合いが美しい仕上がりになりました。
使用したのはROCKのライトウォルナットです。
油性塗料は水性塗料に比べて多少扱いづらさはありますが、高級感があり仕上がりは格段に良いです。
完成!
テーブルを置いた完成形がこちら!
サイズもピッタリ!
これにこたつ布団を敷けば、
こんな感じに!
4~5人は余裕で座れるので宅飲みに大活躍です!
こたつテーブルの作り方はこちらで紹介しています⬇︎⬇︎
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さいごに
いかがだったでしょうか。
今回掘りごたつを作るにあたって、かかった費用は5〜6万円ほど。
手間はかかりますが、買うより断然費用が抑えられてかつ自分好みのサイズ・色に出来るのはDIYの醍醐味ですね。
大きめで4〜5人は余裕で座れるサイズなのでこれで友達呼んで宅飲みを楽しみたいと思います。
掘りごたつを作りたい方の参考になれば嬉しいです!