メキシコ 旅行ガイド

【メキシコ】セノーテ徹底ガイド!ダイビングにおすすめのセノーテと注意すべきポイントとは?

メキシコ・カンクンで近年話題になっている神秘の泉・セノーテ。
死ぬまでに行ってみたい絶景として数々のメディアや雑誌に取り上げられています。

今回は数あるセノーテの中でダイビングに最適なセノーテとダイビングをする際に注意すべきポイントをご紹介します。

注意ポイント

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、営業時間の変更や休業の可能性があります。

おでかけの際には事前に公式HP等でご確認ください。

セノーテとは

セノーテとはメキシコ・カンクンのユカタン半島にある石灰岩地帯が長い年月をかけて雨水によって侵食され、そこに地下水が溜まって出来た泉のことです。

古代マヤ文明では人々の生活を支える貴重な水源だっただけでなく、セノーテ内には雨の神「チャク」が住んでいると信じられ「聖なる泉」として信仰の対象となっていたと言われています。

ユカタン半島には4000以上のセノーテが存在しており、そのうち20ヶ所ほどでダイビングができるスポットとなっています。

 

セノーテでダイビングするのにおすすめの時期は?

カンクンは1年のうち約300日が晴天!
一年を通して温暖な気候です!

カンクンの年間平均気温は27℃。

冬でも半袖で過ごせる温暖な気候なので一年中ダイビングを楽しむことが出来ます。

 

ユカタン半島では9月〜11月が雨期にあたりますが、日本の梅雨のように一日中雨が振り続けることは少なく、時折スコールのような激しい雨が降ってはすぐ止みます。

ただし9月、10月はハリケーンの発生時期なので注意が必要です。

 

オールシーズン潜れるのでセノーテダイビングにベストシーズンはありませんが、天気が悪いとセノーテの見どころである光のカーテンが見れないので、1日しかダイビングの時間が取れないといった方は12月〜4月の乾期に行くのがおすすめです。

ちなみにセノーテは地下水なので夏でも冬でも水は冷たいです。

日焼け止めNG!セノーテでダイビングする際に必要な持ち物

セノーテでのダイビングに必要な持ち物は

必要な持ち物

  • 水着
  • 着替え
  • タオル
  • Cカード
  • サンダル
  • ツアー料金
  • ログブック
  • 水中カメラ(あれば)

などです。また海でのダイビングする時のように、ついついやってしまいがちですが、水質を守るためセノーテでは基本的に日焼け止めNG!
ただしbiodegrable』と表記されている生分解性成分配合のオーガニックな日焼け止めのみ使用が許可されています。

ハワイでも珊瑚礁を守る観点からでも2021年1月より環境に有害な日焼け止め販売を禁止する法案が成立しました。
人と環境に優しいオーガニックの日焼け止めを使用しましょう!

セノーテダイビングではツアーに参加しよう

セノーテで潜るには必ず認定のガイドと一緒でなければならないという決まりがあります。

なのでツアーの参加は必要不可欠。

経験豊富なインストラクターがその日のベストなコースを組んでくれますし、セノーテの魅力を最大限引き出した最高のダイビングに連れて行ってくれますよ!

またツアーの多くは機材のレンタルや送迎まで行ってくれるものが多いので、一人での参加やスペイン語or 英語がしゃべれない方も安心です。

セノーテで潜るのに必要なライセンスは?

セノーテでダイビングするのに必要なライセンスは『オープンウォーターダイバー』以上です。
そもそもセノーテでのダイビングでは

  • カヴァーンダイビング
  • ケープダイビング

の2つのタイプがあり,

カヴァーンダイビング

水中洞窟に入るが、水面が近くにあり光が差し込んでいる範囲内で行うダイビング。

カヴァーンダイビングスコースの受講が必要。

ケープダイビング

光の差さない真っ暗な洞窟の中を進んでいくダイビング。

専用の機材、専門の知識が必要でケーブダイバーの資格を持ったダイバーのみが洞窟の奥に進むことが出来る。

 

と本来洞窟を潜るにはカヴァーンダイバー以上の資格が必要ですが、セノーテでは『カヴァーンダイビングの体験ダイブ』という名目で一般のダイバーでもダイビング出来るようになっています。

とはいえ洞窟内では簡単に水面に浮上することは出来ないですし、予想外の事が起きてもパニックにならないことが大切!

またセノーテ内で砂を巻き上げると1日中水が濁ってしまうので、最低でも中性浮力が保てる程度のスキルが有ることが望ましいです。

ノンダイバーでも潜れるセノーテがある!?体験ダイブも可能なダイビングツアー一覧

出典:SCUBA FREEDOM

上記で説明したとおり、通常セノーテでダイビングするにはダイビングライセンス(Cカード)を持っていることが必須ですが、

  • ライセンス取りに行く時間がなかった
  • ライセンスは持ってないけど、セノーテで潜りたい

そんな方でも体験ダイビングでセノーテに潜れますよ!

体験ダイビングの場所として選ばれる『カサ・セノーテ』は海と繋がったマングローブが生い茂るセノーテです。

洞窟タイプではないのでダイビング未経験者でも安全にダイブを楽しむことが出来ます。

SCUBA FREEDOM

大手ツアー会社などでは人数が集まらないと開催が中止になることも多いですが、「SCUBA FREEDOM」では3ダイブもしくは30ドルの追加料金を払えば一人での参加も可能です。

インストラクター歴18年の日本人女性のダイバーさんが、安全でかつお客さんの要望に沿ったダイビングを提案してくれます。

親切丁寧なサービスで、神秘的なセノーテの世界を堪能できること間違いなしです。

SCUBA FREEDOMのツアーを見てみる

CRS JAPAN(カリビアンリゾートサービスジャパン)

こちらはカンクンにある日系現地旅行代理店です。

ダイビング以外にもウシュマル遺跡やチチェンイッツァ遺跡などツアー数も豊富なのが特徴。

ホテルとの提携も行っているので、カンクン旅行すべてを任せたいといった方におすすめです。

CRS JAPANのツアーを見てみる

Studio Maya Cancun

ウェディングフォトや動画制作のプロチームが運営するツアー会社「Studio Maya Cancun」

映像のプロたちがベストなポイントを案内してくれます。
新婚旅行をカンクンで楽しみたい方、ウェディングフォトを撮りたい方におすすめです。

Studio Maya Cancunのツアーを見てみる

息を呑むほどの絶景!おすすめセノーテ3選

ここからはダイビングにおすすめのセノーテをご紹介していきます。

チャックモール

セノーテダイビングの拠点となる街『プラヤ・デル・カルメン』から車で30分ほどの場所にあるチャックモールには、『チャックモール』と『ククルカン』の2つのセノーテがあり、それぞれ違ったタイプのダイビングを楽しむことが出来ます。

ダイバー専用のセノーテ「チャックモール」と「ククルカン」

こちらの見どころは巨大鍾乳石と、「ハロクライン現象」。

海水と淡水の境界線が層となっており、泳ぐと視界がもやもやして不思議な感覚になります。

水の透明度が高すぎて、まるでダイバーが空を飛んでいるようです。

最大深度 15m
コース距離 約400m
透明度
初心者おすすめ度

ククルカン

こちらはチャックモールの隣にあるセノーテで、光のカーテンが有名なククルカン。

太陽が登りすぎると直射日光が当たらず綺麗な光のカーデンが出ないので、朝一番で潜るのがベスト!

100メートル先まで見える高い透明度と差し込む光のカーテンが、この世のものとは思えないほどの美しさです。

チャックモールとククルカンは水中カメラの持ち込み不可なので注意!

上記2つはセノーテオーナーの意向により水中カメラの持ち込みが禁止な場所です。
ですが、水中ではプロのカメラマンがスタンバイしていて、あとで写真や動画を買うことが出来ます。(50ドル、不定休)

グループごとに写真を撮ってもらえて、もらえる写真&動画の数は50枚ほど。
1グループ50ドルなので4人グループで割れば料金は一人約12ドル。

素人が撮るより数倍クオリティが高い写真・動画がもらえるので購入することをおすすめします!(上記の水中写真は実際に購入したもの)

最大深度 15m
コース距離 約140m
透明度
初心者おすすめ度

タージマハ

こちらはチャックモール・ククルカンから車で少し行ったところにあるセノーテ。

早朝よりも太陽が登った時間帯のほうが光の入りがよいので、1~2本別の場所で潜ってからエントリーするのが通常のようです。

晴天で直射日光が差し込む時間帯にはレーザービームを見ることが出来ます。

光が通らない暗闇をライトを照らしながら進んでいくと不気味なドクロの看板が。この先ケープダイバー以外の侵入は禁止です。

 

途中鍾乳洞が密集するエリアを眺めつつ光の方向へ進んでいくと、天井が崩れ、光が差し込むエリア『シュガーボウル』に浮上します。

シュガーボウル

シュガーボウルでは太陽の光が反射してエメラルド色に輝く壁が絶景です。

最大深度 15m
コース距離 約350m
透明度
初心者おすすめ度

 

死ぬまでに一度は行きたい!メキシコのセノーテで感動体験を

今回はセノーテのおすすめダイビングスポットをご紹介しました。

未経験でも潜れるセノーテはありますが,100%堪能するならやはりライセンスは持っておきたいところ。
アップダウンが激しかったり、中級者以上でないと潜れないスポットもありますので、ある程度の経験を積んでおくのがおすすめです。

何万年もの長い年月をかけて作り上げた自然の絶景はわざわざメキシコに足を運ぶ価値アリ!

皆さんも一度セノーテでダイビングしてみてはいかがでしょうか。

 

 

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